お知らせ
KEITA MARUYAMA × TOMIOKA SILK
富岡シルクへの想いを一枚のスカーフに。
デザイナー丸山敬太氏とのコラボレーションが実現。
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丸山敬太
ファッションデザイナー。1965 年東京・原宿生まれ。
1987 年に文化服装学院ファッション工科・アパレルデザイン科を卒業後、BIGIグループの「キャトルセゾン」に入社し、「アツキ・オオニシ」の企画デザイナーを務める。
1990年に独立し、学生時代から取り組んでいたコスチュームを中心に、フリーデザイナーとして、DREAMS COME TRUEをはじめ、多くのミュージシャンやタレントのステージ衣装やTVやCMでのデザインを手掛けたことが話題となる。
ブランド立ち上げと同時に、94-95秋冬東京コレクションに「KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS」として初参加し、メンズ・レディースの両ラインを発表。
1996年、第14回毎日ファッション大賞新人賞、資生堂奨励賞を受賞、東京・青山に旗艦店をオープン。
1997 年には、98春夏パリコレクションにて、レディースコレクションを発表。
2012年、日本航空(JALグループ)客室乗務員・地上接客部門の制服デザインを手掛け、2014年ブランドデビュー20周年を迎える。
2020年にはK.M Design Studio を設立し、代表取締役に就任。
近年は、自身のブランド活動だけに留まらず、ファストファッションから制服やブランドプロデュースに加え、ファッションの枠を超えて、“食”や“住”への活動の場を積極的に広げている。また、2.5次元と呼ばれるゲームやアニメーションへのデザイン提供や、舞台美術、盆踊りのプロデュースなど、ファッションの可能性を常に多角的な視線で捉えている。ブランドHP:http://www.keitamaruyama.com/
KEITA MARUYAMAオンラインストア:https://store-keitamaruyama.com
丸山敬太さん インタビュー
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ー今回のコラボレーションについて
シルクという素材が好きで、昔から着物を含めて日本のシルクに興味ありました。日本の絹産業の歴史的に価値ある場所として富岡製糸場があり、それが世界遺産として残っていることの素晴らしさ。今回、現存している富岡シルクという日本の素晴らしい絹をより多くの人たちに知ってもらいたいという思いで、このコラボレーションをお受けいたしました。
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ー富岡製糸場について
シルクという素材を蚕から作り出す手間暇とその仕組み。オーガニックな自然の成り立ちから生まれることの素晴らしさ。明治時代という混沌とした時代の中で、現代的なビジョンを持って日本を支える産業が生まれた場所。機能美と建物。日本の歴史が変わったあの時代の匂いを感じることができます。
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ー産業としての富岡シルク
まず心に残ったのが蚕の美しさです。蚕が桑の葉を食んでいる音。それを初めて見て自然の恵と人智が合体し、一枚のシルクになることに感動しました。お蚕農家さんでは若い後継者の方に出会いました。ビジネスとして効率ばかりを追いかけるのではなく、今はそういった自然から紡がれるものの良さだったり、たくさんの手間暇をかけて作られていくこと価値が見直されている時期。そこに携わる人々たちが真摯に取り組んでいるこの産業を、デザイナーの立場として、きちんと後世に残していかなくては、と思いました。
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ー富岡シルク、素材としての素晴らしさ
今回スカーフに使用したツイル素材を手にとってみた時、『何て軽いんだろう』と驚きました。軽いのにへたらない、弾力と艶と軽さが圧倒的に他のシルクと違います。細い番手で織り上げているので、細かなプリントの発色がよく美しさがすごく際立っています。まず、触って欲しい、今回富岡シルクの魅力を最大に活かした、価値あるものを作り出せた、と思っています。
日本ならではの桜の柄を富岡のイメージで
ボタニカルチェリー柄
桜がモチーフになっていますが、海外から見たような桜の柄になっているんです。
日本のシルクを海外に輸出していた富岡のイメージにマッチした柄だと思います。
この柄はKEITA MARUYAMAのアーカイブからピックアップしていますが、配色を変えて今回新たにリデザインしました。
富岡のモチーフを描き起こし。思い出をお土産に。
スーベニアオブ富岡柄
富岡製糸場にあるいろんなアイコンをユーモアを込めて絵画タッチでモノトーンで仕上げた、今回描き起こしの完全オリジナルの柄です。富岡の思い出を持ち帰るような「お土産」がコンセプト。襟元に巻いた時のシックに見えて、柄はユーモアがあるけど一見そうは見えないギャップが楽しく、カジュアルにもエレガントにも使える一枚です。素材はシルクコットンですが、コットンも細い番手で織り上げているので、シルク100%と思うほどの艶と滑らかさです。