富岡製糸場と養蚕

日本の繭の生産量は1930年(昭和5年)の40万トンをピークに減少し、2016年(平成28年)には129.8トンまで落ち込み、群馬県においても、1968年(昭和43年)に27,440トンあった繭生産量は、2016年(平成28年)には45.8トンにまで激減しました。

衰退の原因は、海外からの低価格な生糸や絹製品の流入、社会構造の変化に伴う後継者不足、日本人の服装が和装から洋装へと変化したこと等による絹需要の低下などが挙げられます。

2014年(平成26年)6月、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録されたことで再びシルクが脚光を浴び、人々の関心が大いに高まりました。
富岡製糸場の世界遺産としての価値は、蚕糸業を次世代へ繋いでゆくことが大切です。
日本の養蚕業が衰退の一途をたどる中、富岡製糸場があるまち富岡市としては、養蚕を絶やさぬよう取組を強化し、現在も12軒の農家が養蚕を守り続けています。また、近年新たな養蚕の形として、企業、地域団体及び地域おこし協力隊養蚕隊員が加わり、平成26年度は4.2トンであった繭生産も平成29年度には6.6トンとなり、3年連続増産となりました。

富岡シルクブランド協議会では、川上にあたる養蚕から製糸、川下にあたる製造、販売に至るまでが連携し、持続可能な提携システムを構築することで、安定的な養蚕業の振興を図ります。

TOMIOKA SILK COUNCIL
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